東北大学と仙台市の教育委員会が行った調査の結果によると、家庭で平日2時間以上勉強していてもスマートフォン使用が4時間以上の子どもの成績が、ほとんど勉強していない子どもの成績より悪い結果が出たそうです。特に、LINE等の通信アプリは多人数から頻繁に連絡が来て、集中力が持続しないため、学力低下に強い影響力をもつとのことです。たとえ使用をやめても、以前、長時間使っていた子どもは、成績が上がっていないことが分かったそうです。
脳科学の知見から考えられることは、前頭葉の活動低下が引き起こされて脳組織の発達が遅れるためだそうです。長時間ゲームををやったり、テレビを観たりすることも同様に脳に大きなダメージを与えると指摘しています。
この他にも、インターネットにかかわるトラブルややみつきになってしまう「ネット依存症」なども大きな社会問題になっています。月中生の皆さんは、大丈夫ですか?
【※前頭葉(ぜんとうよう):感情、意欲、思考、運動機能などをつかさどる】