私は、しっかりできているかどうかは別として、6人の初任者の指導(主に授業指導)を行っている。いくつか感じることがある。
まず、最近の初任者は本当にまじめで、力をもっているということである。授業について話し合っていると、もっとよい授業にするにはどうしたらよいかという思いが伝わってくる。そして、つたない私の助言でも、次の授業に取り入れる様子が見られる。本当にすばらしい。
次に感じるのは、初任者のことでなく、子供のことである。明らかに昔と違うと捉えていたが、そうでもないかもと思い始めた。昔と同じで、子供たちは明るく、素直で向上心や好奇心に満ち溢れている。
もう一つ感じているのは、学習の個人差である。特に、在籍校で、初任研の仕事とは別に授業支援をさせていただいている中で強く感じたことである。繰り上がりの足し算引き算ができない子が、掛け算の授業を受けていても、自力では全くついていけない。
個人差への対応は、学校教育の永遠の課題かもしれないが、この課題について、校長と話し合った。本校の校長は、できる限りのことをしてあげたいという思いが強かったので、「私にできることがあれば、なんでも協力する。」と伝えた。
後日、学力向上コーディネーターから、昼休み等、補習を考えているので、力を貸してほしいといわれた。具体的に詳細までは決まっていないが、すぐに行動を起こした校長に頭が下がる思いであった。まあまあと流れてしまうこともあり得る話しだ。
子供ためによいと思ったらすぐに実施する。それが私の信念である。本校の校長は、信念だけでなく実際の行動まで伴っている。
またしても教員の休む時間がなくなりそうなので、私が時間を埋めることで貢献していきたい。
学校の先生方は本当によくがんばっている。本校の校長は本当にすばらしいと思う一日であった。