○ どんな教師になりたいですか?
※自分が目指す姿を描くことはとても大切なことですよね。
・授業がわかりやすい教師
・子どもに学力をつけさせる教師
・子どもに好かれる教師
・子どもに信頼される教師
・よい学級をつくれる教師
・分掌をしっかりこなせる教師
・保護者から信頼される教師
・地域等と連係できる教師 など
→どれも具体的ではありません。また、自分の中でばく然とよい教師像を描いているだけで、ひとりよがりなのかもしれません。
→自分だけでなく、世間からも認められる教師を目指さなければなりません。
→客観的な指標が必要です。群馬県には、ライフステージごとの教員育成指標があります。初任から5年目までが最も大切な基礎形成期(キャリア段階Ⅰ)ということになります。(別紙資料:令和3年度ぐんま教職員ステージアップシステム)
※一言で「子どもに学力をつけさせる教師」といっても、どういうことができればよいのか分からない。
ステージアップシステムには学習指導に関して3つ示されています。
●学習指導要領の内容を理解し、指導目標を明確にして系統性を踏まえた指導計画を立案する。
●発問、教材・教具、ICTの活用等、基本的な指導技術を身に付け、本時のねらいの達成に向けて授業を展開する。
●評価規準に基づく評価を行い、一人一人の学習状況及び自己の授業の課題を把握する。
→こういうことができる教師ということです。
○ 目指す教師像に近づくために何をすればよいか?
・上の3つを具体化しましょう。
「学習指導要領の内容を理解し、」→学習指導要領を精読する。(ぐぐぐ・・私にはできない)→公開授業等実施するときに関係しているところを読むくらいならできるかも・・・。
「系統性を踏まえた指導計画を立案する。」→立案する必要はない。学校にある計画を活用しよう。授業を実施してみて、もし、こうした方がよいと思うことがあれば、朱を入れておこう。
「基本的な指導技術を身に付け」→指導教員等に遠慮なく聞こう。
「本時のねらい達成に向けて授業を展開する」→はばプラⅡが示す授業展開をまねしよう。
「評価を行い、一人一人の学習状況」→評価計画を立てる。
「及び自己の授業の課題を把握する。」→管理職や指導教員等に観てもらってアドバイスをいただこう。
さあ、生徒指導や、学校経営の指標を見て、具体的にすべきことを考えましょう。
○ 実践してみましょう。
・教師に求められる力は、多岐に及んでいます。全体的にステージアップしていくことが大切ですが、いっぺんに行おうとすると苦しくなってしまいます。全体的にステージアップしていくことを意識しながらも焦点化していくことが大切です。