24日に修了式及び離退任式が行われた。本年度末人事では、本校は異動が多く半数近くの教職員が離退任する。私もその一人である。初任研担当の私は、他の先生方に比べて、子どもたちとの距離が近くない。私としては、20年ぶりに授業を行ったり、休み時間に補習をしたりしたので、思いは強いのだが、子供たちはそうでもないだろう。ところが、帰り道、学童保育に通っている2年生が、校庭で遊んでいるところに出会った時、一人の子が、泣きながら、私の足をたたいてきた。胸が熱くなった。「これからも頑張りな」と声をかけてその場を去った。
この感情は一体何年ぶりだろう。こういう気持ちになれるから教員を選んだような気がする。