30日の人権集会で、次のような話をしました。
人権とは、私たちが幸せに生きるための権利で、人種や民族、性別を超えて万人に共通した一人ひとりに備わった権利です。
もちろん、権利には義務が生じます。
例えば、仕事ができるのに、遊んでばかりいてお金がない人が、幸せに生きる権利があるのだからお金をくれと人権を主張したとしても、自分の義務を果たしていないので、この主張は少し間違っていると思います。まずは、できる仕事をやるべきだと思います。自分のやるべき義務を果たし、その上で自分の人権を強く主張すべきです。
さて、日常起こり得る人権侵害の原因となる偏見について考えてみましょう。
偏見とは、偏った見方のことで、十分な根拠もなく悪く捉えることにつながります。
例えば、新型コロナウイルスに感染してしまった人が、しっかり治療し、完全に治ったのにもかかわらず。「近づかない方がよい」「コロナ菌だよね」などと言うのは、何の根拠もない偏見で、人権侵害です。
誰かが偏見を持っていたら、自分の人権を侵害されるだけでなく、自分も誰かの人権を侵害してしまうかもしれません。
みなさん。今幸せですか?幸せでないとしたら、人権を侵害されている恐れがありますよ。