教員生活最後の卒業式

今、卒業式が無事終了しました。

歌なし、来賓なしの卒業式でしたが、生徒たちは素晴らしかったです。

私は、今年定年なので、心の中で自分の卒業もかみしめながら式に臨みました。

答辞では、「校長先生」と話しかけられ、思わず涙がたまりました。かわいい生徒たちです。前途に幸あれ!

<式辞>

日に日に、やわらかさを増す陽射しに、春の訪れが感じられる、今日この佳き日に、令和二年度第二十八回卒業証書授与式を挙行できますことを心から嬉しく思います。

さて、卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

皆さんの顔を見ていると、様々な思い出がよみがえります。

コロナ禍で通常の教育活動ができないという、今まで誰も経験したことのない厳しい一年でした。しかし、君たちの表情から笑顔が消えることはありませんでした。体育祭を工夫して実施しました。実施が危ぶまれた修学旅行は、先輩たちが経験できなかった震災学習も学ぶことができました。そう、校内交流大会も、みなさんが主体となり、実施しました。

厳しい状況に負けることなく、前を向いてきたみなさんは、私たちの誇りです。そして、私の宝です。

本当に立派に成長しましたね。皆さんは、自分が、成長するだけでなく、多くの人に力を与えてきました。一・二年生、保護者の方、先生方など。

皆さんは、四月から、それぞれ、自分で選んだ世界へ大きく羽ばたきます。皆さんは鳥がいつ飛び立つか知っていますか。それは、向かい風が吹いている時です。鳥は向かい風を利用して飛び立つのです。逆風の時こそ大きく飛び立つチャンスなのです。

最後になりましたが、保護者の皆様、お子さまが三年間の中学校教育を終え、今日のよき日を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。PTA活動を中心に、学校への様々なご支援をいただいたこと、心より感謝申し上げます。

卒業生の皆さん、いよいよ、旅立ちです。皆さんの今後のさらなる成長と健闘を祈り、式辞といたします。

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