令和2年度 修了式

本日、令和2年度修了式を行いました。

1,2年生を見ていると、立派に成長したと思い、涙が出そうになってしまいました。

校長として最後の話をさせていただきました。

3年前の平昌(ピョンチャン)オリンピックのフィギアスケートで、足のけがを克服し、見事金メダルを獲得した羽生選手。金メダルをとった後のインタビューでこう語っています。「あのけががなかったら、今の自分はいない。あのけががあったから、金メダルをとることができた。」このことは私たちに大きな感動と共に、前を向く力を与えてくれました。
スポーツ選手にとって最も辛いこと、最も避けなければならないことは、けがをしてしまうことです。けがをしてしまうと、十分な練習ができないだけでなく、精神的にも不安定になります。つまり、スポーツ選手にとって、多くのデメリット、多くの無駄な時間ができてしまうということです。しかし、羽生選手は、その最も辛く、無駄なことが金メダル獲得に必要だったと言い切っているのです。この言葉の裏には、けがをした後のすさまじい練習や努力が隠されていると思います。羽生選手の人としての素晴らしさを感じると共に、「一生懸命生きていれば、人生に何一つ無駄なものはない。」ということを教えてくれています。
皆さんにとって、最も辛いことは何ですか。友達関係?勉強?。もしかすると、今、辛いことを抱えている人がいるかもしれません。逃げ出したいかもしれません。しかし、羽生選手のように、一生懸命生きてみましょう。辛いことが、金メダル獲得の力になるのですから。

カテゴリー: 教育 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です